過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」久「もうちょっと、近づいて」
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965: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2015/03/16(月) 22:57:58.28 ID:6PaHKQ3H0
宥「二人とも……?」


底冷えするような、宥の声音。

思わず後退りするが、風呂場の壁にぶつかるばかりで逃げ場は無い。


京太郎「いや、これは違くて、その……!?」


慌てて弁明しようとも――京太郎自身、今の自分の状況を理解していない。

口が上手く回らず、一歩ずつ距離を詰めてくる宥を止めることができない。


京太郎「あ、あぁ……」

宥「あったかく……ない……」

京太郎「あ、いや……っくしゅっ」


土壇場になって出てきたのは、この場にはそぐわないくしゃみ。

体が濡れたままだし、宥によって心身共に冷たい気持ちになっている。

しかし、それが功を奏したのか――宥は、ピタリと足を止めた。


宥「京太郎くん……寒いの?」

京太郎「いや……まぁ……」

宥「そっかぁ……憧ちゃんと一緒なのは……寒いんだぁ」

京太郎「いっ!?」


くすくす。

妖しげに笑う宥の雰囲気は――普段のそれとは、あまりにかけ離れていて。


宥「じゃあ……私が、あったかくしてあげるね」


宥「憧ちゃんより――ずっと♪」


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