過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」久「もうちょっと、近づいて」
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989: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2015/03/16(月) 23:59:31.73 ID:6PaHKQ3H0
「あ……」


余命宣告を受けたように。

私の体の震えが、止まらない。


「じゃあ、そういうことで……もう、部室で話しかけないでくださいね」

「あ、ま、まって」


彼は一度も振り返らず、足を止めず。

追いかけようとしても、上手く立ち上がれなくて、私は近くの机の中身をブチまけてしまった。


「……あ」


床に散らばる教本や、筆入れの中身。

鉛筆や、定規――そして、銀色の鋏。


「……京太郎、くん」


私は。

蛍光灯の光を白く反射する、その刃から目を離すことができなかった。


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