過去ログ - あやめ「食べるのは、お一人の時に」武内P「なぜです」
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21:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 15:42:43.50 ID:i5obQaFR0

あやめ「その、それを食べるのは、できればわたくしもいないお一人の時に……」

武内P「なぜです」

食べてすぐさま感想を述べようと思っていた武内Pは、あやめのお願いに困惑する。あやめも本当であれば
すぐにでも食べてもらいたいのだが、巻物風チョコに込めた想いをもしすぐさま武内Pに言われてしまったら
恥ずかしさでどうにかなってしまいそうなため、すぐに食べてもらうのも困る。

そんな相反する二つの感情がぐるぐると頭のなかを駆け巡ったあやめは、武内Pに困惑の表情で見つめられた
こともあってかとうとう耐え切れなくなり、武内Pに背を向けると一気に走りだした。

あやめ「あ、改めてこのようなことは恥ずかしすぎるのです! し、失礼します! ニンッ!」

武内P「あっ……」

一瞬で部屋から出て行ったあやめを見送った武内Pは、自分がなにか問題あることをしてしまったのかと
困り果てた顔で背もたれに身体を預ける。こういうことは昔から上手くいかないものだと独りごちながら。

武内P(ともかく、食べましょう……)

落ち込んでいてもあやめが帰ってくるわけでもないため、感想は次に言うことにすることにしながら武内Pは
再び巻物風チョコを手に取ると、それを一口で頬張った。途端に広がる仄かな甘みと心地良い苦味が、
イベントの仕事で疲れていた武内Pの身体に染み渡っていき、さらに暫くするとどこからか声が聞こえ始める。



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