7:本日分終了 ◆ejIZLl01yY[saga]
2015/02/14(土) 19:21:01.20 ID:VWsC76OM0
満足そうな顔をした魔女。
しかし違和感に気づく。
「ねぇ…私、人魚になりたいの。優雅に泳ぐ、優しい人魚。」
ググググ ググググ
魔女の口がこじ開けられる。
「知ってる?人魚って、力持ちなんだ。」
ギャアああ★アア□!?◎
魔女の悲鳴が響く。
上顎と下顎が離れていく。
ギチギチッ
嫌な音が鳴る。
限界が近いのだろう。
「ぅらぁあああああ!!」
バキンッ!!
強靭な、魔女の口は引き裂かれた。
魔女はそのまま何度か痙攣し、そのまま死んだ。
「ふぅ…。怖かったけど、意外となんとかなるもんだね。」
カーン…
結界の空から落ちてきたグリーフシード。
「…これって?」
「それはグリーフシード。魔女の卵さ。」
いつから居たのだろうか。
居たのならアドバイス位くれたっていいのではないか。
「君のソウルジェムを見てごらん。少し濁っているだろう?」
左足の脛あたりに埋め込まれたソウルジェム。
確かに少し黒ずんでいる。
「これはその汚れを取る為に使うんだ。」
キュウべえがグリーフシードを私のソウルジェムに近づける。
汚れだけがグリーフシードに移り
ソウルジェムが輝いた。
「汚れきったらどうなるの?」
「それはグリーフシードの話かい?ソウルジェムの話かい?」
「どっちもだよ」
「グリーフシードは限界まで貯めると魔女が孵化してしまう。だから…」
ひょいっ きゅっぷい
「こうやって処理する必要がある。」
「じゃあソウルジェムは?」
「ソウルジェムが汚れきってしまうと、魔法が使えなくなってしまうんだ。」
「じゃあ定期的に綺麗にしなくちゃいけないんだ。」
「ああそうさ。だから積極的に魔女を狩るといいよ。」
それだけ言うとキュウべえは去ってしまった。
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