過去ログ - 【艦これ】叢雲「私のバレンタイン・デイ」
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20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 22:05:55.56 ID:vsxoik9eo
言葉も出ない。まさか、誰がアイツなんかに!?

金剛は誰がアイツにチョコを渡すか知っている様子だったけれど、
それを聞くのはなんだか卑怯な気がして出来なかった。

以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 22:09:09.54 ID:vsxoik9eo
執務室に入ろうと扉の前に立つと、部屋の中から何人かの声が聞こえてきた。


「おかしいわね」

以下略



22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 22:10:12.41 ID:vsxoik9eo
「アンタ、この時間に珍しいじゃない。どうしたの?」

「ああ、彼女たちにも秘書艦の仕事を覚えてもらおうかな、と」


以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 22:11:44.13 ID:vsxoik9eo
陽炎と不知火。最近着任したことを知らせる書類は秘書艦時に見ているが、実際会うのは初めてだ。
どうやら向こうは私のことを知っているらしい。


「ハハハ・・・」
以下略



24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 22:13:05.42 ID:vsxoik9eo
「ここは雰囲気が良いわね。上手くやっていけそうだわ」

と、陽炎。どうやらかなり社交的なタイプらしく、既に馴染んでいる。
駆逐艦版金剛といったところかな。反対に不知火は口数が少ないタイプみたいだわ。

以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 22:14:16.58 ID:vsxoik9eo
・・・。
やはりコイツが艦娘の間で人気があるというのは事実なのだろうか。


格好良いかどうかは、その、個人の好みだから。
以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 22:15:17.55 ID:vsxoik9eo
「ふうん、それでアンタは二人に何を教えて上げてたのよ」
「え」


私に水を向けられて、提督の笑顔が固まる。
以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 22:16:18.41 ID:vsxoik9eo
「へえ、資材の管理ね」

「はい、必要な時に必要な量がなければ話にならないと。
ですから日頃から緻密な遠征スケジュールを立て、節約し管理していらっしゃるとお話されました。
提督自ら資材管理まで気を配られるとは流石だと、不知火感服いたしました」
以下略



28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 22:17:22.21 ID:vsxoik9eo
提督が天を仰いでいるのを横目に私はひと呼吸おいて、話し出す。


「去年のある鎮守府の話なんだけどね、そこに着任してきた提督はまだ若い新米提督。
右も左もわからない中,初期艦のレクチャーを受けながら、鎮守府を運営しようとしていました」
以下略



29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 22:18:26.37 ID:vsxoik9eo
「叢雲、出撃ってどうやるの。叢雲、仲間が増えないんだけどどうしたらいいの。とある提督は言いました」

「・・・いや、もう叢雲って言っちゃってるじゃん」

「もうやめて下さい。叢雲。いや叢雲様」
以下略



30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 22:19:18.12 ID:vsxoik9eo
「あの時、無くなった資材を回収する遠征スケジュールを立てたのは苦労したわー」
「すいまっせんでしたああああ」


この部屋の主が今、一番立場の低い人物に成り下がっていた。
以下略



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