過去ログ - 【艦これ】叢雲「私のバレンタイン・デイ」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/14(土) 21:41:20.30 ID:vsxoik9eo
後ろの二人の微笑ましいやりとりを見ていると、夕張が呟いた。
「増えたわね、敵」
「うん」
ショートランド泊地は深海棲艦との戦いの最前線だ。普段から敵の数は多い。だけど。
「こんな近海まで潜水艦が出るなんて、今まで無かったわ」
「大本営の指示は正しかったようね」

近く、トラック泊地を深海棲艦が強襲してくる。トラック泊地と近隣のラバウル、リンガ、ショートランド泊地は共同してこれを迎撃後、反攻に転じるべし。

「全く、口で言うのは簡単なモノよね。結局通常任務はこれまで通り、加えて迎撃に使う資材なんかはほとんどこっち持ちじゃないの。大本営が聞いて呆れるわ」
「おーおー、初期艦かつ現役秘書艦さまが言うと重みが違いますなあ」
「なんですって!?」
夕張の茶化しに睨みを入れたものの、余裕で流された。彼女とは泊地の中でも仲が良い方で、こうした会話は日常茶飯事である。
「私はただ、資材のやりくりが大変だなあと思ってるだけよ、その目は何!?」
「心配してるのは資材じゃなくて、提督の方でしょう。しょ・き・か・ん・さ・ま?」
「・・・酸素魚雷を喰らわせるわよっ!」
今背負っているのが対潜装備なのが悔やまれる。
南方海域といえど海上は寒いはずなのに、カア、っと私は自分の顔が熱くなるのを感じる。



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