過去ログ - 【デビルサバイバー2BR】峰津院都、初めてのバレンタイン
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35:名無しNIPPER
2015/02/16(月) 00:15:15.36 ID:79wH1bn7o

「うぅ……私は、なんてはしたない事を……。」

「ミヤコ、俺はもう気にしてないから……。」

「そういう問題じゃないです……。」

私は今、自室のベッドに座り毛布を被っています。
近くの椅子には彼が腰かけ、私を慰めてくれていますが……うぅ……。

――あの後、完全に頭に血が上った私は、彼の手を掴んで連行していました。
ぎょっとしたり、どことなく納得したような目で見てくる局員たちには目もくれず、ずんずんと進んで自室に入り、カギをかけてから正気に戻りました。
それで今は、羞恥のあまりベッドの住人と化しているわけです……。
ちなみに、同じようにダイチさんを連行した兄様は「また志島が何かやって、局長が説教するのか」と納得されていたそうです。
なんだか理不尽です……。

「あー、その、ミヤコ。
 ゲームの練習、しようか?
 元々はそれが目的で、俺を連れてきたんだし。」

「……お願い、できますか?」

「もちろん。
 まぁ、練習と言っても、まずは装備を整えることからだけどね。」

「では、よろしくお願いします。」

――そうです。
私には、あのトカゲどもを打ち倒すという使命があるのです。
ですから、さっきの事もその為に必要なことだったのです!

私は自身にそう言い聞かせ、毛布から出てゲームの準備を始めます。

――自分とは違う、彼の硬くゴツゴツとした手の感触を忘れられないまま。



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