過去ログ - 【デビルサバイバー2BR】峰津院都、初めてのバレンタイン
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照らす者
◆cgJxSnCec09I
[saga]
2015/02/21(土) 17:53:40.24 ID:xvSjobuBo
――1週間後。
業務を終えた私は、彼の個室へと向かっています。
どうしても聞きたいことがあるのですが、今日まで延びてしまいました……。
これから行う質問を思うと、自然と顔が熱くなってきますが、もう今更です。
そして、彼の部屋の前について5分……未だに決心が鈍っているせいかノックも出来ず、手を出したり引っ込めたりを繰り返しています。
し、仕方ないじゃないですか!
脳内で、誰に対しての言い訳か分からない言葉を思い描くうち、部屋のドアが開きました。
え、な、なんで。
「あれ、ミヤコ?
どうしたの、部屋の前に立ちっ放しで。」
「あ、その、実は、あなたにお聞きしたいことがありまして。」
「そっか。
荷物もあるみたいだね、立ちっ放しもなんだし、中へどうぞ。」
「で、では、失礼します。」
そういう事に、なってしまいました。
う、うぅ……いいえ、ヒナコさんも言っていたではありませんか。
(女は度胸、何でも試してみるもの、です!)
気合を入れている私を見て、彼は「?」という顔をしています。
ですが、もう私を止めることはできませんよ!
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