過去ログ - まど神「悪魔ちゃんバレンタイン」
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12:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 00:06:35.60 ID:bkA1fUYa0
さやか「おうおう、来たね。あんた、今日はもらってばっかりじゃん」
杏子「おう! 大量だ! あれ見ろよ」
からりと笑う杏子ちゃんは、自分の鞄を指さす。
さやか「うっわ……」
まどか「わぁ!」
杏子ちゃんの鞄の中は、いろんなチョコレートでぎっしりだった。その中には、人間のわたしとさやかちゃんが今日の朝に渡し分も入っている。
さやか「あんたみたいなやつが良い目にあう日だね、今日は」
まどか「杏子ちゃんが人気なのもわかるよね。もしかして、学校で一番もらってるんじゃないの?」
杏子「そうかぁ? ま、お菓子をたくさんもらえるのは悪くねえよな」
苦笑交じりの二人の言葉はもっともだ。
杏子ちゃん自身は自覚がなくても、面倒見が良くてボーイッシュなからりとし性格は女子から人気がある。
さやか「お返しは、三倍返しでしょ。大変そーだね、杏子」
杏子「いや、宗教的根拠のないホワイトデーとか知らねえし」
さやか「都合良い解釈するな!」
まどか「あ、あはは……」
人間のわたしが仲の良い二人の会話に苦笑を漏らしながらも、ちらっと自分の鞄に視線をやった。
まど神「……あんまり、時間ないよ?」
鞄にずっと思いをしまっても、何にも進展しない。
ほむらちゃんからは、残念だけど来てくれないし。
まどか「……はぁ」
そう思った助言は、残念だけど今のわたしには届かなかった。
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