20:エピソード1「不幸な少年」[sage]
2015/02/16(月) 21:14:16.32 ID:zT9P3FsaO
「刀夜さんが…」
「はっ…?」
一瞬、聞き間違いかと思ったら残念ながら現実は変えられない。
「親父が…なんで?」
「…………」
詩菜は、顔を下に向け黙ってしまった。
「なんで親父が第一位を…………」
「ち…」
かすかに、喋ったが上条は聞こえない
「親父が人を…………」
「ちがうの!!」
いきなり、怒鳴られ上条はビックリしたら詩菜の顔を見たとたん上条は今の状況がただ事ではないことを感づかした。
「刀夜さんは、そんなことをやっていない。」
「じゃ、じゃあなんで!」
「私達は」
奥歯を噛み締めた詩菜そして、その言葉にこの世の理不尽差を強く圧倒された。
「はめられたの」
「は、はめられた?」
「そう…私達は『能力者』にはめられたのよ」
「な、なにを…………?」
上条は、それを見てしまったふすまの隙間から見える死体のやまを
「な、な、なっ!」
「あれが、全部私達の仲間よ。」
「任務の途中、アサシン教団の荷物が撃たれその、近くにいた人が全員が…死んだわ。」
「そ、そんな…………」
「その、中に乙姫ちゃんがいたの。」
「はっ…………」
もう、一度見るとその中に小さい子ども乙姫の姿がみえた
「あ、あぁ…」
「乙姫ちゃんは、刀夜さんと、一緒にいたんだけど爆発の爆風で飛んできた物が頭に直撃したの。刀夜さんは、爆発のしたほうに向かったんだけどその間に…………」
「そ、そんなぁ…………」ポロポロ
「…………」
例え、3歳児の頭でも爆風で飛んできた物に避ける術は持っていない。
「ウアァァァ!!!」
その日、上条は1日中乙姫の頭を撫でていた。
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