過去ログ - 【艦これ】浦風「姉さんが拗ねとる鎮守府」大鳳「最近私の影が薄い鎮守府」
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53: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2015/02/16(月) 22:32:27.95 ID:biMntBZ00
 “勿体無いですから”、そう口にしながら彼女はケッコンカッコカリすることを望んだ。冗談の様に聞こえるが、その言葉に嘘偽りは一切無い。

 ――もしまた戦いが起こった時、余分に燃料などを消費するのが勿体無い。

 ――今一歩踏み込ませてもらえず、最後の壁を越えられない時間が勿体無い。

 ――秘書艦日に一人で部屋に戻ると、光熱費が勿体無い。

 次々と並べられる“勿体無い”に、その精神を尊重すると言った提督が折れるまで、そう時間はかからなかった。
 この鎮守府に来て初めて、秋月が“欲しい”と口にしたもの。それは、彼との絆なのだった。




「暖房なんていりません。こうすれば、暖かいですから」

 ――少し欲張りになった彼女を、誰も責めはしない。


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