過去ログ - 【安価】提督「提督になれてよかった」その8【艦これ】
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486:名無しNIPPER
2015/03/06(金) 00:00:03.42 ID:ZXnmK7AsO



深海棲艦の攻撃が始まり、私達四人は散り散りになって戦わざるを得なくなりました。

固まっていれば、後少しは長く戦えたかもしれません。しかし、やはり個々の力ではそう長くは持ちませんでした。


薄れ行く意識の中で、私は貴方と交流のあった、あの純粋種と同化することで生き長らえることが出来ました。

しかし、他の艦娘はすでに遅く、私達を助けに来てくれた天津風も、深海棲艦ではなく、准将と敵対していた派閥の軍人に・・・。




もういい、と提督は手を振った。
提督はすべての記憶を思い出した。

統領の瞳が、僅かに潤んでいるように見えた。



すべてを知った今、提督の心には様々な感情が渦巻いていた。准将と統領の語りに合わせ、心の奥で記憶の扉が少しずつ開いていったこともあり、今ではどんなことも思い出すことができる。


准将のもとで仲間達と戦った日々のこと。

たった一人で、鎮守府に残ることになった時のこと。

敷島達との記憶、天津風や古鷹達と過ごした日々、そして自身を生かすために死んでいったかけがえのない者達との思い出。


「・・・ありがとう、朝日」


五年もの歳月が過ぎ、ようやく口にすることができた。




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