過去ログ - 藍子「一度目のバレンタイン」
1- 20
3:名無しNIPPER[saga]
2015/02/16(月) 11:30:38.89 ID:HRAttITz0

「はい、Pさん。緑茶です」

「ん、ありがとう」

「すぐ終わると思いますけど、飲んじゃってください。まだ寒いですし、風邪予防になるみたいですから」

 私に出来るのはしっかりアイドルをすること。あとは、これくらいしかPさんに協力できない。
 私が頑張った分だけPさんはもっと頑張ってしまう。ちゃんと恩返しできているだろうか。

「なんで自分でやろうと思ったんですか? ちひろさんがこっちに投げるものもたくさんあるのにーって言ってましたよ?」

「なるべく出来るところは自分でやりたかったんだよ。ようやく落ち着いてきただろ? せっかく余裕が出来たんだから担当アイドルの案件くらいはな。あと……」

「あと?」

「……ちひろさん達に頼りっきりだったから、ちょっと負担を減らしたいところもあったり」

「それでPさんが無理したら意味がないじゃないですか。やりたい気持はわかりますけど、任せるべきところはプロに任せましょうよ」

 なんでも抱え込むところは悪い癖だけど、それはPさんが真面目だから。最初はわからなかったけれど。
 そんな人だから、信頼してついていける。一緒に活動できる。

「なんかちひろさんを相手にしてるみたいだ。藍子がそんなことを言うなんて」

「ちひろさん、ずいぶんたまってるみたいですよ。私にちょっと愚痴を言ってましたし」

「げ……週明けが怖いな」

「そこは、自分でなんとかしてください」

 きっと、きつく注意されるんだろうな。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
12Res/8.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice