過去ログ - 藍子「一度目のバレンタイン」
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7:名無しNIPPER[saga]
2015/02/16(月) 11:32:54.83 ID:HRAttITz0

「よし、着いたぞ」

「ありがとうございました」

 車の外に出る。いつものように、助手席の窓を開けてくれた。

「それと……はい、Pさん。どうぞ」

「……あー、チョコか。ありがとう」

 反応が悪い。ちょっと悔しくなってしまう。

「もしかして、忘れてたんですか? せっかく初めて渡すんだからって、甘くて疲れが取れそうなのをけっこう探したのに……」

 仮にもアイドルに関わる仕事をしていて、バレンタインを忘れるのはないと思う。

「い、いや。今日は人から逃げながら仕事をしてたから、ちょっと忘れただけで。昼までは覚えてたから」

「結局忘れてるじゃないですか、もう」

「悪かった。これはまた食べさせてもらうよ」

「日持ちはするので、少しずつお茶でも飲みながら食べてください」

 いくら言っても仕事はしてしまうだろうから、ちょっとでも休憩をしてくれるように。

「それじゃ、おやすみ、藍子」

「おやすみなさい、Pさん」



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