過去ログ - 【艦これSS】提督「壊れた艦娘と過ごす日々」08【安価】
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962: ◆oeBS4v7bwY[saga sage]
2015/03/04(水) 22:48:12.56 ID:Fsi/XqZ2o

夕立「ぽ?」

 もくもくと口を動かしながらマグロを咀嚼する夕立。

提督「……まさか、全部食べたのか?」

夕立「……あはっ。美味しかったです」

 最後の一切れだったマグロを飲み込みながら、そう高らかに宣言した夕立である。

 テーブルの上にはマグロのあった皿と醤油の小皿、それから幾つかの空容器。

提督「……待て。それは」

 それは昨日睦月に渡した和菓子の残りだ。

 羊羹は寒天を入れすぎて硬くなり、抹茶の夏氷は水分が多すぎて味の薄いものになってしまった失敗作である。

 睦月に渡した分は彼女も律儀に食べたが、実はもう少し残りがあったのだ。

 しかしそれも失敗作だったので、渡せず何となく置いておいたままだった。

夕立「食べちゃ駄目だったっぽい?」

提督「いや、そういうわけではないが」

 食べても良いが、食べても不味い。

提督「不味かっただろう?」

夕立「んー。良くわかんなかったっぽい」

夕立「お腹に入れば一緒っぽい」

提督「そうかもしれないが……」

伊58「ゴーヤのごはん、ないの?」

提督「いや、今俺が作るからな。少し待っていてくれ」

夕立「ええー? 提督さんの作る料理はそこら辺の土を齧るようなものだって、睦月ちゃんが良く言ってるけど」

提督「……」

伊58「ひどいでち」


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