39:名無しNIPPER[saga]
2015/02/24(火) 00:10:42.81 ID:uK/wtf6FO
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それから、少しずつ色が濃くなっていく右目では普段見えないものが見えるようになっていった。
たとえば雨粒に混じるキャンディーだったり、時計の針にかかる虹だったり。
見ていてとても楽しくて、それを共感できる誰かがいればいいのに、なんて思うことが増えた。
私が「それ」について話しても、周りは面白いキャラだなぁなんて笑うばかりで、共有できはしなかった。
あの女の子となら、できるのかしら。
そう思って街を歩いても当然のことながら巡り合えないままで。
仕方がないので、適当なところで切り上げて、見たものについてブログで書いてみたりする。
どうやら、私の見えているものはだいぶ色が変わってきているようで、不思議がられることが増えた。
そんなある日、私は久しぶりに夢を見た。
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