過去ログ - まどか「安価で1レスSS選手権!!」part16
1- 20
83:名無しNIPPER[saga]
2015/02/26(木) 21:36:24.17 ID:d0DQpycwo
ほむら「わざわざこんな所に呼び出して何の用かしら。……ついに私と決着をつける気にでもなったの?」

さやか「いや、今普通にあんたに挑んだら負け確定ですし。てかラーメン屋で何の勝負を挑むってのさ」

ほむら「早食いとか」

さやか「しないよ杏子じゃあるまいし。あ、すいません。担々麺2つ」

ほむら「……勝手に注文を……別にいいけれど。それで、本当に何の用?」

さやか「そのさ。ちょっと普通の友達として話したい事があるというか」

ほむら「……友達ってループしてた頃の事を言っているの? ……そう。あなたは円環の理と繋がっていたからその辺の記憶も引き継いでいるのね。なら言うわ。確かにあなたと友達になった事もあったけれど、あれはあくまでもまどかを守る為にあなたを利」

さやか「そのまどかだよ。あんた、折角こんな世界作ったのにまどかに近づくどころかむしろ避けてるじゃん。何やってんのさ」

ほむら「……いらぬお節介よ」

さやか「そーなんだろうけどさ。あんた、まどかの事を愛だのどうだの言ってたじゃん。……いいの? 今のままで」

ほむら「別に構わないわ。私はまどかの幸せになれる世界をただ望んだだけ。それ以上の事なんて考えてもいない」

さやか「それ、昔のあたしじゃん。……本当にそうなの? あんたの思いはそれで報われるの?」

ほむら「なら逆に質問するけど。あなたはいつになったら上条君に告白するのかしら」

さやか「なななんで突然恭介の話が出てくるのさ! あいつの事はもう吹っ切ったし今はもう仁美と恭介ラブラブじゃん! あたしの思いなんて」

ほむら「吹っ切った? ループ中あなたのその手の言葉に私がどれだけ騙されてきたか!」

さやか「あ……うん。そうだよね。それはごめん」

ほむら「で、しないの?」

さやか「だからもう吹っ切ったって」

ほむら「本当に? ただ自分で自分に嘘をついているだけじゃないの?」

さやか「……その、ほんの少し、だけ、吹っ切れてない……かも……」

ほむら「ほら見なさい! 自分の事を棚に上げてよく私にまどかの事が突っ込めたものね!」

さやか「……むむ」

ほむら「ねぇ。別にいいのよ素直になって。良かったらあなたと上条君が付き合ってるという風に世界を改変してあげるわよ」

さやか「……それ、本気で言ってんの? 怒るよ?」

ほむら「……少しは考えたけど、あなたの記憶が消せなかった時点で諦めたわ。あなた勝手に泥沼にはまって円環に導かれる未来しか見えなかったから」

さやか「……やっぱり、あたしに気を使ってくれてたんだ。……ありがとね、ほむら。あ、担々麺きたよ。ほら、箸」

ほむら「ありがとう」

さやか「……仁美と恭介の間を壊す気はないし、何よりあたし、ほむらの件なんとかしたらどんな形にしろ円環に帰らなきゃいけない。……言えるわけないじゃん。あたしの本当の思いなんて」

ほむら「……」

さやか「……話は戻すけどさ。本当はあんたもまどかと幸せになりたいんじゃないの? 悪魔の力で簡単になんとか出来そうな気もするんだけど」

ほむら「……本気で言ってるなら、怒るわ」

さやか「本気なわけないじゃん。ほむらがまどかの事大事に思ってる事は知ってるし、だからこそそんな事出来ない事も知ってる。でも……ほむらがどれだけまどかを思ってきたか。少しは言葉にして伝えてもいいんじゃない? じゃないと……ほむらが救われない」

ほむら「私の思いを伝えるという事は、まどかに円環の記憶を思い出させてしまうリスクがある。私はまどかの幸せの為にこの世界を作ったの。私の思いなんて伝える必要はないし、言えるわけもない。まどかの幸せが私の幸せ。……私が救われる必要なんてない」

さやか「……まぁ、うん。ほむらはそうだよね。何ていうかまぁ……お互い思いは言えないってやつですかね」

ほむら「……えぇ、そうね。本当、お互いに」

さやか「……この担々麺おいしいね。大盛り頼んでもよかった」

ほむら「また来ればいいじゃない」

さやか「……そうだね。また来ようか。今度はみんな一緒にさ」

ほむら「……考えておくわ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
971Res/379.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice