過去ログ - 野崎梅太郎「……ラビットハウス、か」 
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177: ◆z1KX.vtUso[sage]
2015/07/12(日) 22:48:53.16 ID:KfwmpWct0
ココア「――あっ、描けたんだ?」

野崎「一応な。まぁ、背景は今度だけど……」

ココア「……今度っていうのは、お手伝いの先輩の人に描いてもらうって意味かな?」

野崎「……佐倉から聞いたのか?」

千代「ご、ごめんね、野崎くん。千代ちゃんが知りたいって言うから……」

ココア「ううん、千代ちゃんが謝ることはないって」

ココア「野崎くん? 苦手なことがあるのはしょうがないけど……私だって、英語とか苦手だし」

ココア「それでも、野崎くんはプロなんだから……努力してみても、いいんじゃない?」

野崎「……耳が痛いな、まったく」タメイキ

ココア「そうだよ。千代ちゃんみたいに、可愛くて凄いアシスタントもいるんだから」

千代「わ、私、別に……そ、そういうわけじゃっ」アセアセ

ココア「ううん、可愛くて凄いんだよ? 千代ちゃんは」

ココア「……私が出来なかったこと、しっかりしてくれてるし」

千代「……ココアちゃん」カァァ


ココア「ね? 野崎くん」

ココア「――こうして」

ココア「野崎くんを支えてくれる人が、千代ちゃん以外にもたくさんいることを知れたし……」

ココア「良かった。私が言ったこと、ちゃんと聞いてくれたんだ……」

野崎「――『助けてくれる人を探すように』、だったか」

野崎「そうだな……確かに、その通りだと思ったから」

ココア「……え、えっと」

ココア「野崎くんに素直に話されると、何だか落ち着かないね」モジモジ

野崎「……素直に話したくなくなる反応だな」

ココア「わっ、怒っちゃった?」

野崎「……佐倉と色々、話してくれたみたいだし」

野崎「今日は別に、怒ってないから」


ココア「……そっか」

ココア「それじゃ、そういうことで……そろそろ帰った方がいいかもね」

野崎「そうだな、そうするか」

ココア「うん。また今度、ゆっくりと描きに来たらいいと思うし……」クスッ

千代「……」

千代(ココアちゃん……ほんの少しだけ、顔が赤くなってる?)

千代(み、見間違いかな……でも、凄く嬉しそうなのは確か、だよね)

ココア「千代ちゃん?」

千代「ひゃっ!? コ、ココアちゃん?」

ココア「今日は、ありがとね。お陰で、楽しかったよ」

千代「……私も」

千代「ココアちゃんと色々お話し出来て……ホントに嬉しかったし、楽しかった」

ココア「……もうっ」

ココア「最高のアシスタントさんだよね、千代ちゃんは……」ニコッ

千代「……ココアちゃん」ニコッ


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