過去ログ - 野崎梅太郎「……ラビットハウス、か」
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◆z1KX.vtUso
[saga]
2015/07/13(月) 21:56:15.86 ID:E4mBpQoJ0
新章のプロローグだけ投下します。
――浪漫学園
堀「……おお」
堀「なるほど、そうくるか――」ペラッ
鹿島「堀ちゃんせんぱーい」
堀「おお、鹿島」
鹿島「何読んでるんですかー……冊子?」
堀「ああ、これはな。アンソロジーだ」
鹿島「アンソロジーって……色んな作家が集まって作られる作品でしたっけ?」
堀「その通りだ」
堀「昨日、書店に寄ってみたら、この冊子が置かれてたんだ」
堀「無料というから、一部もらってきた」
鹿島「でも、随分薄いですよね、それ……」
堀「俺も思ったんだが……どうやら、本格的に発売されるのはしばらく後で」
堀「作家たちの書いた作品の最初の部分だけ掲載する、って形だったんだ」
鹿島「へぇ……最近の出版社って思い切ったことするんですね」
堀「まぁ、意外と面白い試みではあるな」
堀「――まぁ、ただのアンソロジーなら俺も持ってきたりはしない」
堀「鹿島。ここを見てくれ」
鹿島「あ、作家陣の名前ですね……あっ!」
堀「気付いたか」
鹿島「……『青山ブルーマウンテン』」
堀「そうだ。この前の劇でも一部だけ使わせてもらった『うさぎになったバリスタ』の原作者だ」
鹿島「堀ちゃん先輩、気に入ってますよね……」
鹿島「でも、たしかにアレは面白かったです」
堀「そうだよなっ。最近出た『カフェインファイター』って作品も、なかなかだった」
鹿島「また映画化するんですかねー」
堀「するかもな。売上も上々らしいし」
堀「――ただ、今回のは一味違うんだ」
鹿島「あっ。今、青山ブルーマウンテンの作品読んでたんですね」
堀「ああ。……ほんの少しだけなのに、一気に引き込んでくるな」
堀「そうだ。鹿島も読んでみたらどうだ?」
鹿島「え? でも、堀ちゃん先輩が読み終えてからじゃなくていいんですか?」
堀「それは大丈夫だ。俺も最後の1ページは残してある」
堀「1ページ前まで読んでみてくれ。10ページ足らずだから、そんなに時間もかからないだろうし」
鹿島「そういうことなら……」
鹿島「何というか――最初からクライマックスですね、これ」
堀「ミステリー風味らしいな。最初に結末のようなものを持ってきて――」
鹿島「……相変わらず、面白いですね」
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