過去ログ - まどか「ゆめ見るようにねむりたい」
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82: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/02/25(水) 01:00:12.33 ID:ZsKYTHHd0
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ほむら「うっ...」
QB「おはよう、ほむら」
83: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/02/25(水) 01:02:05.99 ID:ZsKYTHHd0
QB「さて、残ったのはきみだけだが...これからどうするんだい?」
ほむら「...まどかは、どうなったの?」
QB「?」
84: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/02/25(水) 01:03:56.88 ID:ZsKYTHHd0
フワッ
85: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/02/25(水) 01:05:00.68 ID:ZsKYTHHd0
ほむら「あなたさえ消してしまえば、まどかは人間として生きていける。それだけじゃない。マミも杏子もさやかもなぎさも...彼女の愛した全てが戻ってくる!」
円環「......」
ほむら「あなたがなんだろうが関係ない。私はまどかを人に戻すためなら、どんな手段も厭わない!」キィィン
86: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/02/25(水) 01:05:35.15 ID:ZsKYTHHd0
ほむら「ッ!」
ほむら(そんな!瞬きすらしていないのに、一瞬でこんな近くにまで!)
ギュッ
87: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/02/25(水) 01:06:28.79 ID:ZsKYTHHd0
かつて、この丘で私の髪を編んでくれた時のように、花びらが舞い上がる。
居心地のいい安心感が、満足感が私を満たしていく。
88: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/02/25(水) 01:07:48.06 ID:ZsKYTHHd0
QB「...してやられたよ、円環の理」
円環「......」
89: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/02/25(水) 01:09:05.88 ID:ZsKYTHHd0
QB「おそらく、まどかが契約した時点で『きみ』と『まどか』の役割は分担されていたのだろう。きみはとにかく魔法少女を導く役割であり、まどかは魔法少女自体を無くさないように制御する役割だった」
QB「これで、円環の理は完成するはずだった。...しかし、きみの存在を脅かしかねないイレギュラーが起きた」
QB「一つは、今までの記憶を持ち、まどかを唯一知っている暁美ほむらの存在。まどかを求め続けた彼女の存在は、きみから見たら疎ましかっただろうね」
90: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/02/25(水) 01:09:53.59 ID:ZsKYTHHd0
QB「あの段階でのほむらは、精々きみとまどかを裂くことくらいしかできなかった。だが、彼女はいつかきみと同等かそれ以上の因果を持った存在にまで成長してしまう」
QB「それを恐れたきみは、早々に芽を摘むことにした。まず、ほむらがまどかを裂く未来を『まどか』に見せず、『きみ』と『まどか』を分離させ、ほむらのもとに自分の分身であるさやかとなぎさを送り込んだ。そしてきみはさやかにこう命令をした。『戦い続け、暁美ほむらを弱らせろ』と」
QB「さやか自身、なぜ戦っているかはわかっていなかっただろう。しかし、無意識下に組み込まれた使命には逆らえなかったんだろうね」
91: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/02/25(水) 01:12:13.41 ID:ZsKYTHHd0
円環「もう、誰にも辛い思いはさせない。まどかがこの役割を本心から受け入れていないのなら、私が代わりとなる」
QB「...ほむらの希望は、まどかと共にいること。マミの希望は、仲間や家族と共に歩むこと。杏子の希望は、失った日常を取り返すこと。きみは、それを与え続けるということかい?」
円環「そうだよ。精一杯戦ってきた魔法少女たちは、絶望のない世界で暮らし続けるの」
92: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/02/25(水) 01:13:00.36 ID:ZsKYTHHd0
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