6: ◆Sz0HHJU9ls[saga]
2015/02/19(木) 21:45:56.15 ID:n9aotxIY0
二宮飛鳥との日常
飛鳥「やあプロデューサー、今日もいい天気だね」
武内P「おはようございます、二宮さん」
飛鳥「相変わらずだなキミは……あ、店員さん、エスプレッソを頼むよ」
武内P「……私はカフェオレを」
店員「かしこまりました」
飛鳥「しかし、アイドルと成ってしばらく経つが、こうしているとあまり実感がないよ」
武内P「……と、申しますと?」
飛鳥「街中で特に変装もしていないのに、誰もボクをアイドル二宮飛鳥だとは気付かないだろう?」
武内P「そうですね」
店員「お待たせしました」カチャ
飛鳥「ああ、ありがとう……うん、いい香りだね」スンスン
飛鳥「言い訳をする訳ではないが、ボクは強がってこのような飲み物……エスプレッソを頼んだ訳ではないよ」
飛鳥「ただ、大人の飲み物と称されるものがどの程度なのかこの目で確かめたくてね」
飛鳥「ボクはまだ子供だから幼気な背伸びとでも思ってくれたまえ……それにしても、エスプレッソとは量が少ないんだね」
武内P「…………」サラサラ
飛鳥「おや、そんなに砂糖を入れるとは、プロデューサーは甘党だったのかい。意外だね」
飛鳥「ええと、何の話だったかな?」
飛鳥「そう、ボクは虚構と現実の狭間に揺蕩う偶像なんだ」
飛鳥「テレビに映るボク、今ここにいるボク……本当のボクは何処にいるのだろうね?」ゴク
飛鳥「…………」ヒクッ
武内P「二宮さんは二宮さんです」
飛鳥「そうかい、ありがとう」
飛鳥「……良かったらそちらのカフェオレと替えてくれないかな?」
武内P「まだ口はつけていませんので、どうぞ」カチャ
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