過去ログ - 一方通行「二万体殺ればレベル6なンだな」研究員「ああ、二万体犯ればな」
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67:名無しNIPPER
2015/02/20(金) 22:57:54.08 ID:dLlnEwfl0


目が覚めると見知らぬ天井が目に入ってきた。

寝転がったまま、部屋を眺めると、一方通行の部屋であることが分かった。

「普段見ない角度から、部屋を眺めると不思議な感覚ですね、とミサカは独り言をつぶやきます」

あまり動かない頭でそんなことを考えていると、身体にタオルケットが乗せられていることに気がついた。

この場には御坂妹と一方通行しかいない。

ならば、無意識に御坂妹がとってきたか、一方通行が被せてくれたかのどちらかである、と推理することができる。

御坂妹は、タオルケットがどこにあるのかなんて知らない。

無意識のうちにどこかから持ってきた可能性は低い。

とはいえ、一方通行がわざわざタオルケットをかけてくれたなんて想像できない。

そんなことをする人間ではないはずだが、現にタオルケットはここにある。

タオルケットを掛けたのがこの男だとすると、一方通行に対する認識が揺らいでしまう。

テクノブレイク寸前まで笑いながらいたぶっていた男と、タオルケットを掛けてくれる男がどうしても重ならない。

見る側の心構えによって書かれているものが変わるだまし絵のようだ。

花瓶のつもりで見ていたら、次の瞬間、二人の顔が浮かぶような。

一方通行に対する認識はそれに近い。

一つの像に収まらず、ぶれて定まることがない。



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