過去ログ - 一方通行「二万体殺ればレベル6なンだな」研究員「ああ、二万体犯ればな」
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79:名無しNIPPER
2015/02/20(金) 23:42:46.19 ID:dLlnEwfl0

一方通行の指が喉を食い込む。

「脈拍が伝わってくる」

声がやけに遠くから聞こえてくるように感じる。

一方通行の顔は醜く歪んでいた。

濁りに濁った白の髪を振りかざし、さらに指に力を入れる。

体中の神経の先端が、酸素を取り込めとと声を張り上げている。

脈を打つ音が耳に轟く。

脈拍が、鐘を打ち鳴らすかのようだ。

心臓が皮膚を突き破って飛び出しそうだった。

喘ぎながら肺に酸素を補おうとするが、取り込めない。

頭の片隅で警鐘がくぐもった音を響かせ、警戒を訴えている。

なんとか、酸素を取り入れないと危険地帯はすぐそこまで迫っている。

さらに、クグッと一方通行の手に力が入る。

苦しい。

だが、御坂妹は抵抗しない。

抵抗できないのではなく、抵抗しようとする意思がない。

カラカラという乾いた音を聞いた。

風力発電のプロペラが回る音。

御坂妹には弔鐘のように聞こえ、死の世界へ招いているようだ。

深く、深く沈んでいく。

薄れゆく意識の元で、聞き覚えのある声を聞いた。



??「離 ろよ、テ ェ」

一方通行「あァ!? ……何 言っ か?」

??「今 ぐ御 妹 ら離れ っつ  んだ! 聞 えね  か三下ぁッ!!」













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