24:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:08:11.51 ID:YN4vLNeW0
あの夜、大人たちの秘め事を見てしまった夜。
本当は、ドアを開ける前に気付いていた。あそこで何が起こっているのかを。
咲は気付いていなかったのかもしれないけれど、私は薄々気付いていた。
甘い声。小刻みに聞こえてくる衣服の擦れる音。否応なしに聞こえる複数の喘ぎ。
想像は出来た。でも、信じたくなかった。
だからこそ、私は確認したかった。私の予想が間違っていることを信じて。
けれど、現実は予想を越えてこなかった。
私たちの出歯亀に全く気付かないほど、彼らは激しく求め合っていた。
フラフラとその場を後にする私と咲。
みなもが起きてなくて良かった。咲も寝ていれば尚良かった。
こんな思いをするのは、私一人で十分だよ…。
そのまま、何も言葉を交わすことなく、私と咲は布団に潜り込んだ。
そして、私と咲の関係は一変することとなる。
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