2:1[saga]
2015/02/20(金) 18:08:26.14 ID:HtIefJZ20
オーバー・ザ・レインボーセッションまであと少し、私は練習後に少し考え事をしていました。
おそらくこの大会は一つの節目となるでしょう。プリズムクイーンを決めることも、りんねさんが帰ることも、だからこの大会には一切の悔い無く臨みたいのです。
私は何かやり残したことがあるのでは無いでしょうか?
3:1[saga]
2015/02/20(金) 18:17:22.25 ID:N7Tkc6hjO
彼女たちのことです、「お返しなんていらない」とそう言うでしょう。
ですがこれほどのモノをもらったのだから何か返してあげたい。せめて感謝の、「ありがとう」の言葉だけでも。
だって…次の大会では彼女たちと本気の戦いをするのだから。
4:1[saga]
2015/02/20(金) 18:18:37.19 ID:HtIefJZ20
おとは「え?」
べる「ダメ、かしら?」
おとは「え、いや全然!ダメじゃないです!わたしの家でよろしかったらいつでも!」
5:1[saga]
2015/02/20(金) 18:25:45.15 ID:N7Tkc6hjO
まず今晩はおとの家に泊まることになりました。
おとは父「いらっしゃ〜い べるちゃ〜ん」
べる「はじめまして、本日は急な訪問大変迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いいたします」
6:1[saga]
2015/02/20(金) 18:26:29.52 ID:HtIefJZ20
おとは「ええ!なんでですかべるさん!」
べる「はい1アウト」
おとは「あっ」
7:1[saga]
2015/02/20(金) 18:31:55.65 ID:N7Tkc6hjO
そして私はおとの家族と一緒に夜ご飯を食べました。…何より驚いたのはおとのお父様も「メルヘン」が口癖なのね…この口癖は遺伝なのかしら……
おとは「それじゃわたしはお布団で寝ますからべるさ、べるちゃんはベッドで寝てください」
8:1[saga]
2015/02/20(金) 18:35:19.30 ID:HtIefJZ20
べる「おと、今日なんでいきなり『泊まりたい』なんて言ったかわかるかしら?」
そう聞くとおとは目を閉じて一生懸命考え始めます。おとは本当に真面目ね。
おとは「ごめんなさい、わかりません…」
9:1[saga]
2015/02/20(金) 18:45:15.75 ID:N7Tkc6hjO
べる「おとに初めて会った時はね、私は不思議だったのよ。なんでこの子は私のためにここまで尽くしてくれるんだろうって。私のスケジュール管理に紅茶作りまでやってくれるなんて普通じゃないわ」
べる「だけど最近やっと気付けたわ、おとは好きなものの為なら何でも出来る人なのね。おとのそういうところ、私大好きよ。そして私なんかのことを好きになってくれて ありがとう」
おとは「そ、そんな…べるさんにそこまで言ってもらえるなんて……」
10:1[saga]
2015/02/20(金) 18:46:51.38 ID:HtIefJZ20
おとの話を聞いた私はベッドの上でおとから顔を背けました。だって
おとは「えっ、べるさんどうして?わたし何かしましたか……?」
べる「ごめんなさい、やっぱり涙を人に見せるのは少し恥ずかしいのよ……」
11:1[saga]
2015/02/20(金) 18:52:36.25 ID:N7Tkc6hjO
べる「ふふっ いつまでもその口癖は慣れないわね。
それと、言わなかったけどもう10アウトよ。」
おとは「えっ!わ、わたしそんなに言ってたんですか!?」
12:名無しNIPPER[sage]
2015/02/20(金) 20:25:56.07 ID:xTC7wwIMO
めるへんで何でも解決したあの頃が懐かしい
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