過去ログ - 少年エルフ「誘拐されちゃった」 後編
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4: ◆VEKixXsFvlSQ[saga]
2015/02/21(土) 21:28:03.74 ID:hpiwAIDo0
○盗賊のアジト・窓のない部屋

メガネ女子「おぬし、怪我は無いか? わらわが巻き込んだようで済まないのう」

少年エルフ「え!! あ、さっきの」

暗がりにメガネ女子が木箱に座っていた。 少年エルフ同様に手は縛られている。

メガネ女子「驚かせたかの。 ……おや、その耳。 もしかしてエルフ族か? まだ残っていたとは興味深い」

少年エルフ「うん、僕はハーフエルフのエルフといいます。 君は?」

メガネ女子「そうだの、わらわは。 今はおし、……うん、そうじゃな。 しのび、『シノビ』でいいのじゃ」

少年エルフ「シノビ? 珍しい名前だね。 シノビさん、ダイジョウブだからね。 僕がなんとかするから」エッヘン

シノビ「おや、わらわを助けるというのか? でも手が縛られてるのをどうするのだ?」

少年エルフ「あ……、えっとね。 こんなのこうして」ジタバタ

少年エルフはもがいている、しかし縄はほどけなかった。
少年エルフはもがいている、しかし縄はほどけなかった。
少年エルフはもがいている、しかし縄はほどけなかった。

少年エルフ「うぅ、もう少しでほどけそうだから。 まっててね」

シノビ「フフフ、なごむ、実になごむぞ。 頑張るのじゃ」

シノビは頬杖をついて木箱に腰かけている。

少年エルフ「うん、えい、うぬぬ。 ……あれ? シノビさん縄は?」

シノビ「さっきのはフリじゃ。 とっくに縄抜けしておいたわ」ヒラヒラ

少年エルフ「も、もう。 それなら早くいってよ。 ほら、ほどいてよ」

シノビは少年エルフを見つめて不敵に笑っている。


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