過去ログ - ハプニング・ニンジャデイ
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12:名無しNIPPER[saga]
2015/02/22(日) 03:15:15.91 ID:N1fLZgZO0

普段アヤメが見せているのはアイドルとして、そしてカトゥーンめいた存在としてのニンジャであり、それならば
一般市民にニンジャリアリティショックを引き起こすことはない。だが敵ニンジャの用意したクエストを攻略すると
なればそんな甘い姿を見せ続けるわけにはいかず、どこかで本物のニンジャとしての姿を見せなくてはならぬだろう。

そうなった時に周りに一般市民がいれば、そこはニンジャリアリティショックを発症した人々によって
アビ・インフェルノの場と化すのは必然であり、タケウチPはその事象の発生させようとしているとしか思えない
チヒロの提案を拒否しようとする。しかしチヒロはそんなタケウチPの心配など想定済みだと言わんばかりの
笑みを浮かべて言葉を続ける。

「心配いりません。346プロダクションのアシスタントがこの程度の問題に対処出来なくてどうします。ちゃんと、
人々のニンジャリアリティショックを抑える方法も考えていますよ」

「まさか、そんな方法が」

「信じてください。タケウチ=サンは最後の最後でどうしようもなくなったときに対応出来るように私と共に行動。
アヤメ=サンは指示された通りクエストをこなしてください。ヨシノ=サンは、恐らくヒトミ=サンを助ける時に
その力が必要ですから、それまで待機でお願いします」

今後の予定の変更内容がショドーされた紙に足りない部分を補足しながらチヒロはさらに説明する。予想される事態に
敵ニンジャの反応なども含めて、その内容は急な変更とは思えないほど綿密だ。彼女にとっても、今日までにかけた
費用をすべて無駄にするような事態は避けたいのだろう。

そして全ての話を聞いたアヤメは一瞬だけ迷う。自らのイクサをショーにされるということは、必然的に一般市民を
巻き込む可能性が増えるということであり、今の自分のカラテは人々を巻き込まず、また巻き込まれた人々を救える
だけの力を保っているのかと。

今のアヤメには武器はスリケンしかなく、愛刀も、誕生日にタケウチPからもらったヌンチャクもない。素手のカラテで
どこまでやれる……? いや、やるしかない!



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