13:名無しNIPPER[saga]
2015/02/22(日) 03:15:49.57 ID:N1fLZgZO0
「これで進めていきますが、大丈夫ですか、アヤメ=サン?」
「はい、問題ありません! 今のわたくしの全てを持って、ヒトミ=サンを助け、そしてイベントを成功させます!」
決断的な表情で強く返事をしたアヤメを、タケウチPはもはや止めることが出来ない。なによりタケウチPが企画したこの
イベントの行末はすでに彼の手から離れてしまっており、そのことを悟ったタケウチPはチャド―呼吸をすると、アヤメを
見つめて激励する。
「無茶だけは、しないでください。ヒトミ=サンもあなたも、いなくなったら困りますから。最悪の場合は必ず自分が」
「分かっております。タケウチ=サン。ですが、わたくしは必ずヒトミ=サンと共に帰ってきます! ニンッ」
「ヒトミを助ける時はー、絶対わたくしを呼ぶのでしてー。わたくしならばー、あの者の力を消し去ることが
出来ますー。だからアヤメー、どうかご無事でー」
操られていた従業員の回復を終えたヨシノも、クエストに向かうアヤメのために祈る。事態が進展するまで何も出来ない
自分に無力感を覚えながらも、それを表に出すことは無い。
「はい、必ず。ではチヒロ=サン、もうクエストに向かっても大丈夫でしょうか」
「ええ、最初はキヨミズ・テンプルのニンジャクエストに向かってください。こちらの準備が整ったら、クエスト開始の
アナウンスを私がしますので、よろしくお願いします」
チヒロの指示を受けたアヤメは頷き、一瞬でニンジャ装束へと着替えマフラーで口元を覆い隠すと、タケウチP達以外の
誰にも認識されること無く、レストランを飛び出していったのだった。
39Res/45.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。