過去ログ - 輝子「プロローグ」
1- 20
22:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 15:39:34.45 ID:zW0LuoBg0

小さな私の部屋の中、目を瞑り昔のことを思い出していたら、すぐ側でガタガタと音がして私は今に引き戻される。

目を開けてみると親友が椅子に座っていた。顔は見えなかったけれど、くつくつと笑い声が聞こえる。
なんで笑ってるんだ? ……まぁいいか。
二人で机と椅子を占領する、この感じは、悪くない。


「いっつもお前は机の下だな」


うん、私はここが大好きだったからな。
暗くて、ジメジメしてて、キノコたちも喜んでた。

……と、というか親友、あれだ、近いなこれ。ただでさえ狭いのに、さらに窮屈だ。


「ああ、悪い悪い、お前ももう小さいままじゃないか」


彼が椅子をひく。
こんなに狭いところなのに、昔は彼の足にまで場所を奪われていたし、側にはキノコまであった。よく暮らせてたな、私。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
42Res/32.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice