22:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 15:39:34.45 ID:zW0LuoBg0
小さな私の部屋の中、目を瞑り昔のことを思い出していたら、すぐ側でガタガタと音がして私は今に引き戻される。
目を開けてみると親友が椅子に座っていた。顔は見えなかったけれど、くつくつと笑い声が聞こえる。
なんで笑ってるんだ? ……まぁいいか。
二人で机と椅子を占領する、この感じは、悪くない。
「いっつもお前は机の下だな」
うん、私はここが大好きだったからな。
暗くて、ジメジメしてて、キノコたちも喜んでた。
……と、というか親友、あれだ、近いなこれ。ただでさえ狭いのに、さらに窮屈だ。
「ああ、悪い悪い、お前ももう小さいままじゃないか」
彼が椅子をひく。
こんなに狭いところなのに、昔は彼の足にまで場所を奪われていたし、側にはキノコまであった。よく暮らせてたな、私。
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