33:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 16:12:16.95 ID:zW0LuoBg0
……けど、一つだけやっぱりわからない。
私が終わらせたいのは、何だろうか。
ただ、続けたいものだけは分かる。
私はやっと彼が差し出してくれた手をとる。左手に対して右の手で、手のひらは掴めなかったから代わりにしっかり彼の手首を握って。
もうきっと私はこの手を離せないんだろうな。これまでも、これからも……優しくて、私の小さな手よりもずっと大きいこの手を私は離さない。
「さん、に、いち」の掛け声。
それと同時に彼が私を机の外へ引っ張ってくれた。
私はその力と自分の足に込めた力を合わせて勢い良く彼に抱きつく。首に手を回す。
そして、そのまま唇を重ねた。
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