過去ログ - 【艦これ】提督「全ての艦娘を落としてやる」
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61: ◆VmgLZocIfs[sage saga]
2015/02/24(火) 13:02:27.09 ID:Z9PdpZ60o
「そういえば、頼んでいたものはどうだい?」
「そっちは終わってるわ。全く、こんなもの一体何に使うやら」


さっきの報告書とは別に、何枚かの用紙を渡される。
以下略



62: ◆VmgLZocIfs[sage saga]
2015/02/24(火) 13:03:07.37 ID:Z9PdpZ60o
「な!?ななななな、何よ!?」

さっきまで無愛想な顔をしていた秘書艦さまが立ち上がり、顔を真っ赤にしていた。


以下略



63: ◆VmgLZocIfs[sage saga]
2015/02/24(火) 13:03:53.18 ID:Z9PdpZ60o
「ありがとう、助かるよ。大変だっただろ?」

「べ、別に。こんなの秘書艦の仕事として当然だわ。そんなに苦労した訳じゃないし、過去の出撃記録をまとめただけだし」


以下略



64: ◆VmgLZocIfs[sage saga]
2015/02/24(火) 13:04:25.74 ID:Z9PdpZ60o
「な、何よその返事は」
「いや。別にぃ?」
「・・・っ、酸素魚雷食らわせるわよ!?」


以下略



65: ◆VmgLZocIfs[sage saga]
2015/02/24(火) 13:05:01.43 ID:Z9PdpZ60o
俺が叢雲に頼んだのは、俺が着任する前の鎮守府の状況を数値化したものだった。
艦隊の勝利率、敗北率、撤退率。その他もろもろ、できる限り。


「ふむ・・・」
以下略



66: ◆VmgLZocIfs[sage saga]
2015/02/24(火) 13:06:01.13 ID:Z9PdpZ60o
「軍事に素人の俺が鎮守府を運営しておく上で、少しでもヒントがあればなと思ってな」

「アンタが着任したときにみんなの前でした挨拶。驚いたわ」

「俺は君たちの戦いに指図はしない、ってやつか」
以下略



67: ◆VmgLZocIfs[sage saga]
2015/02/24(火) 13:07:03.29 ID:Z9PdpZ60o
「前任者たちは、やれ針路がどうの。狙う敵がどうの。あげく、貴様らにはお国を守ろうとする気概が足りない、とか言い出す奴らもいたわね」

「実際に戦場に赴かない提督が、的確に現場を指揮できるとは思えないけれど」

「そう思えた分、素人のアンタの方が賢いわ」
以下略



68: ◆VmgLZocIfs[sage saga]
2015/02/24(火) 13:07:36.68 ID:Z9PdpZ60o
「うーん、これは酷いなあ」
「でしょうね」


パラパラと叢雲が纏めてくれたデータをのぞき見て、俺は呟いた。
以下略



69: ◆VmgLZocIfs[sage saga]
2015/02/24(火) 13:08:24.93 ID:Z9PdpZ60o
艦隊の損傷による途中撤退。敗北。勝ちは勝ちでも辛勝ばかり。

戦略目標であるシーレーンを確保できる段階に至っていないと、素人目にも分かる。

まあ、だからこそ未だに南西諸島でドンパチをやっているわけだが。
以下略



70: ◆VmgLZocIfs[sage saga]
2015/02/24(火) 13:09:19.51 ID:Z9PdpZ60o
「艦娘が弱いからだ、そう思ってる?」
「まさか」


資料を読みあさる俺を横目に、叢雲がそんなことを言う。
以下略



71: ◆VmgLZocIfs[sage saga]
2015/02/24(火) 13:10:16.65 ID:Z9PdpZ60o
上官に何を言われても絶対服従、という軍隊のやり方を艦娘にもそのまま使う様では。

彼らは思っただろう。何故上手くいかないんだ。

『今までと同じやり方なのに』と。
以下略



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