過去ログ - 香取「練習巡洋艦、香取です」 -SS速報VIP

過去ログ - 香取「練習巡洋艦、香取です」

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1:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/22(日) 23:58:05.33 ID:qJoVoPc+o

「練習巡洋艦……とはどんな特性を？」

「はい。練習艦として設計された私は、艦娘を指導する能力に長けています」

「元々は士官候補生を教育する為に生まれましたが……当時はほとんど、その役割を果たせませんでした」

「そうか……」

「今度こそ、必ずや艦隊の練度向上にお力添えできると思います」

「ですが、敵戦艦との砲撃戦等はあまり得意としておりません……」

「わかった。香取には主に練度の低い艦娘の指導に当たってもらうよ」

「期待してるな、香取」

「はい！」

「しばらくの間、秘書を任せてもいいかな？」

「ぜひお任せください！」

「……すごく、嬉しそうな顔してるね」

「あら、いやだ……そう見えましたか？」

「違ったらごめん」

「大丈夫です、はい♪」

艦としての役割をほとんど果たせぬまま沈んでから、どれだけ経っただろうか。

何の因果か艦娘として生まれ変わり、自我までも保っている。

人と遜色ない機能を手に入れ、無念を晴らしてくれる人に今こうして出会えた喜び。

提督と初めて交わした会話を今でも覚えている。

見た目の第一印象は好青年。見る人によっては若輩者と蔑む捻くれ者もいるだろう。

最初、提督と話をしてみて……真面目な感じで、初心を貫く姿勢のようなものを感じ取った。

提督を見つめる香取の瞳には期待と憧憬、淡い情愛が込められていた。

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/22(日) 23:59:48.40 ID:qJoVoPc+o

…

……

以下略

3:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/23(月) 00:02:02.18 ID:R1JixCVRo

一週間ほど日が経ち懸念していた疑問が晴れ、提督の人物像や鎮守府の環境が鮮明になってきたところで、ある気持ちに気がつき始めた。

提督を見るときの自分が熱っぽく、見る目も艦娘に対するそれではないと。一人しかいない男性だから、というのも違うのはもうわかっている。

以下略

4:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/23(月) 00:05:12.18 ID:R1JixCVRo

「提督。出撃していた艦隊が帰投しました」

以下略

5:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/23(月) 00:06:49.75 ID:R1JixCVRo

「……答えないとダメ？」

以下略

6:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/23(月) 00:10:58.97 ID:R1JixCVRo

「これ、どうしたのでしょうか？」

以下略

7:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/23(月) 00:15:00.31 ID:R1JixCVRo

…

……

以下略

8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/23(月) 00:17:12.34 ID:R1JixCVRo

セックスレスだとかいう段階以前の話なのだが、提督に迫らない艦娘もどうなのかと少し引いてしまう。

好きなのだからケッコンを了承しているのだろうし、艦娘だって人間と同じで眠くなるしお腹も空くし性行為をしたいと思うはず。

以下略

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