過去ログ - 少女「また靴下を履かせてあげるわ」
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17: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/23(月) 01:13:04.20 ID:iXAYFeWho



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 着替えが終わった後、少女はいなくなった。
「お母さんが待ってるよ」と言われたので、貴方は台所に行く。
不備無く着替えたことを母に伝えた。貴方は母からの賞賛を期待してしかるべきだ。


母「早く食べなさい」


 着替えを促された時と同じように、母の表情は強張っていた。


 怖い母。


 いつもの貴方なら、その表情から自分に不備があったのではないかと恐れていただろう。
けれど今日は違う、おねえさんが着替えを手伝ってくれたのだ、万が一にも不備などあるはずは無いのだ。
なにより、不安であった靴下に間違いがあれば、自分は母に怒鳴られていたはずなのだ。貴方はむしろ喜ぶだろう。


 日もまだ完全に明けきらず、どこか薄暗い台所で、貴方は久しぶりに涙を流さない朝食を味わった。





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