過去ログ - 少女「また靴下を履かせてあげるわ」
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27: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/23(月) 01:27:26.73 ID:iXAYFeWho
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幼稚園教諭「……ということで、怪我自体は大事に至りませんでしたが、その、すごく怯えてしまっています」
母「すみません、すみません」
時計の短い針がとっくに『6』を過ぎた頃、貴方の母親は貴方を迎えに来た。
母は常に無い表情で貴方の先生に頭を下げている。
貴方はというと、未だ部屋の隅でひざを丸めて、その様子をぼんやりと見ているほか無い。
以前、不注意で園のガラスを割った時、あの時も貴方の母親は今と同じように頭を下げていた。
他にもなにか自分が怒られるようなことをした際は、その度に母が頭を下げていた。そして今回も。
幼い貴方も理解できるだろう。あれは自分のせいで、母が『他の大人に怒られているのだ』、と。
貴方のせいで母は怒られる。
貴方がいなければ母は怒られなかった。
貴方は間違ったことをした。
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