過去ログ - 少女「また靴下を履かせてあげるわ」
↓ 1- 覧 板 20
41: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/03/15(日) 20:46:32.23 ID:jlTkHGICo
**********
少女「またお母さんに叩かれたのね」
そして貴方は家の外に追い出されている。家の窓から洩れる微かな明かりを頼りに、貴方は膝を抱えていた。
貴方の一番辛い記憶。
寒く、暗く、張られた頬は熱を帯び、母だった人の拒絶の言葉と否定の言葉。
彼女は貴方を必要としていないに違いないのだ。でなければ貴方は今こうしていない。そうでは無いだろうか。
少女「大丈夫、大丈夫よ。私は解っているわ。貴方が、ああしたのは私とお母さんの事を馬鹿にされないため。私は貴方が大好きよ」
しかし何も問題は無い。貴方は既にあの女など必要としていない。彼女がいてくれる。自分に道を示し、自分を必要としてくれる少女が。
怒りで醜く歪んだ顔を晒すあの女など、比にならないくらいに美しい天使がいる。
67Res/46.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。