過去ログ - 吹雪「やっぱりこの鎮守府はおかしいです!!」
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903: ◆f.mfKOcHUQ[saga]
2015/03/13(金) 01:00:41.53 ID:+jYWzkmoo
……待ちに待った太陽が眩しくなる時
一応隠せそうな所にゴハンは隠した。ツクエの上のカミを2つのお皿にかぶせた。 
これで見つかった時は……レ級のしっぽを撫で、食べませんと言うまでなで続けよう。
ヲ級はこころを鬼にして水槽を叩き、レ級を呼ぶ。

ヲ級「ヲヲー」コンコンコン

レ級『…………ン…………ンゥー?』チラ

ヲ級「ヲ……?」オナカナデナデ

レ級『……ンー』コクコク

ヲ級「ヲッ」ユビサシ

レ級『……』チラ…

レ級『……!』スィスィー!!

どうやらレ級もお腹が空いていたみたいだ。ヲ級の指の先のゴハンを見つけるとすぐに水から飛び出した。
体を拭き、ツクエに直行すると即座にゴハンを包んでいた透明のバリアを破り、1つ目のお皿に飛びついた。

レ級「〜〜!!」ムシャムシャムシャムシャ

ヲ級「……」ジーー モグモグ

レ級「!……!!」ムシャムシャッ!!

相変わらずものすごい食べっぷりだ、しっぽのハサミと手をうまく使ってゴハンを口に運ぶ。
食べている表情は幸せそのもの、みるみるうちにご飯がなくなってゆく。
人間と比べるとその量は大したことないが、川底棲艦からすると信じられない量を食べている。
そして5分もしないうちにレ級の分のご飯がなくなってしまった。

ヲ級「…………」モグモグ ゴックン

レ級「フィ」ケフッ

ヲ級「ヲー……?」

レ級「ン?……ンー…………」チラッ

ヲ級「!」

ヲ級「…………」グッ

ヲ級はこそっと「お腹いっぱい?」と尋ねた。
するとレ級は即座に隠していたごはんを見つける。
ヲ級は覚悟を決めた、これからレ級のしっぽを撫でる。
レ級は嫌な思いをするかもしれない。もしかしたら嫌われてしまうかもしれない。
でも、ヲ級が生きるため、二人がご主人様の前に顔を出すため、仕方ない試練だ。
ヲ級はそう自分の中で誓い、撫でる手に力を込めた。

だが……

レ級「……ン」コクッ

ヲ級「ヲ?」

レ級「……ァァーア……ケフッ……」

レ級は意外にも「あたしはもういいや」と答えた。
ヲ級はその返答にキョトンとした、口をぽかんと開いて理由を聞くこともできなくなった
レ級はゲップ混じりに「アンタがさっきからあたしを変な目で見てるもんだから食欲がなくなっちゃった」と、続けた。

ヲ級「ヲ!?」カァァ

レ級「……ッ」ニコッ

ヲ級「ヲッ!ヲヲッ!!ヲーーッ!!」ブンブンブンッ!

レ級「……ンー?」ニマニマ

ヲ級「ヲーーー!!!」プンプン

ヲ級「ヲッ!!ヲヲヲッ」ナデナデ

レ級「アッ……ヤァ…………」ビクビクッ


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