過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 11
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918: ◆xjSC8AOvWI[age saga]
2015/04/27(月) 00:28:56.51 ID:Rbhn78fD0
―歩道橋
駅から少し離れた大通りの上… 歩道橋の上まで歩いてきた。
ここなら人も殆ど通らず、話し声は下を通る車の音で掻き消される。
ほむら「…… インキュベーター…キュゥべえならもう知ってると思うけど、話してはないみたいね。
…私は時間遡行者で、何度も時間を繰り返しているの」
ほむら「私が契約したのは17日の木曜日… あの日、超弩級の大型魔女、ワルプルギスの夜がやってきた」
杏子「へえ、あのワルプルギスの夜がもうじき来るってのか」
ほむら「巴さんとまどかが戦っていて、私は二人に守られて待っていた」
ほむら「……でも、巴さんが死んで、それでもまどかは戦いに行って…死んで…
結局二人が帰ってくることはなかった」
ほむら「ワルプルギスの夜が街を壊しつくして去った後、残ったのは二人の亡骸だけだった」
ほむら「まどかは初めて出来た親友だった。
だから私はまどかを救いたかった、また出会いからやり直して今度は私が彼女を守ってあげたいと思ったの」
杏子「…じゃあなんでそれが殺すことになるんだよ。救うのと真逆じゃないか」
ほむら「そこは、その後わかったソウルジェムについての最後の秘密が関係するわ」
杏子「最後の秘密?」
ほむら「厳密に言えばこれでもう知らないことはないかはわからないし、これで最後の秘密であってほしいのだけれど…」
ほむら「ソウルジェムは魔法少女の魂で、肉体は抜け殻。肉体から遠く離されると身体を操る魔力が届かず肉体は死んでしまう」
杏子「…それは聞いた。まだあるのか?」
ほむら「魂であるソウルジェムが黒く濁りきると、何になると思う?」
杏子「……今までの話からして嫌なことがおきそうだな。やっぱ死ぬのか?」
ほむら「死ぬ、というか… 人間として死ぬ。
意思を失って魔女になり、人を襲うようになるわ」
杏子「え…… じゃああたしたちが倒してる魔女って… グリーフシードって元は」
ほむら「……そういうことよ」
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