過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼンPart1.5】
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◆G4SP/HSOik
[saga sage]
2015/04/11(土) 19:57:57.50 ID:Q97NpYj00
石田”「おい、やめろ」
金木「え」
石田”「その……、なんだ?」
石田”「確かに俺は誇りある皇国軍人としての職責を全うするためにどこであろうと力の限り生き抜くつもりではあるが、」
石田”「それでも、やはり……、――――――帰れるかどうか不安になって泣きたいと思う時だってある」
金木「え?」
石田”「それにだ。――――――そこまで褒められたものじゃないぞ」
石田”「今の俺の性格は、他でもない石田治部とそっくりな性質が全て招いたことでもあり、それを直そうともせずにいた結果が今の俺だ」
石田”「確かに俺はクズ共にはない才があったからこそ、ここまでいろんなことに手を出してことごとく成功に導くことができたが、」
石田”「それは同時に、無能ゆえの卑屈さよりも身を滅ぼす危険性が高く、質が悪い自信と紙一重の高慢さにも繋がっていて、」
石田”「気づいた時には、功績はあれども それを心から讃えてくれる友の姿はなくなっていたのだ…………」
金木「………………」
石田”「考えてもみろ」
石田”「俺は性格だけじゃなく、顔までも石田治部にそっくりと言われるぐらいなのだぞ」
石田”「そんな俺がこの【乱世】で真っ当に生きていけると思うか? 才覚はあれど天下人たる器に必要なものが最も欠けているのだ」
石田”「そういう意味では、俺は本当に幸運だよ」ポンッ
金木「え」
石田”「お前がいたからな。お前という【城主】がいたから俺は今日まで存分に力を振るうことができたのだ」
金木「えと……?」
石田”「つまり、石田治部にしても俺にしても、表でみなを導く誰かの下で裏方に徹していた方が力を発揮しやすいということだ」
石田”「特に、能力はあっても人から嫌われやすい質の人間としてはな」
金木「そんなことは――――――」
石田”「それだ」
金木「?」
石田”「金木のその卑屈さからくる謙虚さというのか、裏表のない素直なところに俺は助けられている」
石田”「俺としても相性の悪い人間と一緒に暮らしていかなければならなかったら、ここまで力を振るうことはできなかっただろう」
石田”「むしろ、もしかしたら【城主】を見限って【兜】方につくことも十分に考えられるのだからな」
金木「いいっ!?」
石田”「安心しろ。俺も人に対して言い過ぎるところはあるとは思ってはいるが、お前はそれを素直に聞き入れて感謝すらしてくれるのだから」
石田”「俺の方が歳上で しかも誇りある皇国軍人だというのに、本来なら護衛対象であるお前にはひどく安心させられてばかりだ」
金木「そ、そうだったんですか……」ハハ・・・
石田”「こういうのを“吊り橋効果”というのかは知らんが、“唯一の味方”ということもあって自然と入れ込んでいたようだ」
金木「それを言うなら俺もですよ」
金木「本当に良かったです。石田少将が頭の堅い軍人さんじゃなくて本当に…………俺としても最初は軍人ってことで怖い印象がありましたから」ホッ
金木「それに、あの金本提督の知り合いということで不思議と縁があったおかげで、共通の話題を持つこともできましたからね」
石田”「…………そうだな(金木青年が金本提督に似ている理由というのは――――――)」
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