過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼンPart1.5】
1- 20
126: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2015/04/11(土) 20:08:50.11 ID:Q97NpYj00

飛龍”「ど、どういうことかな、それ?」アセアセ

金木「お、俺は……、ただの貧乏苦学生の素寒貧――――――ポッと出の何の覚悟も力もなく なあなあで担ぎ上げられてきただけの主体性のない薄っぺらな人間」

金木「け、けれども……、石田少将や飛龍さんは崇高な使命の下に生きているんだ…………」

金木「…………帰りたいですよね、【元の世界】に」ヒッグ

飛龍”「それは…………」

金木「俺、いつまでも“現在”が続けばいいと漠然と思ってた」

金木「俺、こうやって飛龍さんと話している時間がいつの間にか好きになっていたから――――――」

飛龍”「え」ドキッ

金木「それと同じぐらい石田少将との時間が―――――― 一緒にでっかいことをやろうとして力の限り生きている現在に最高のワクワクを感じていたから」

金木「でも、石田少将にとって俺が望む現在っていうのは過程に過ぎなくて、石田少将には辿り着くべき未来・帰るべき場所があるから――――――」ヒッグヒッグ

金木「俺なんかが足を引っ張っちゃいけないんだよ! 少しでも力になって送り出してあげなくちゃダメなんだ……!」


――――――俺は誰かを好きになっちゃいけない人間だったんだよ。


金木「うぅ…………」ヒッグヒグゥ・・・

飛龍”「…………【城主】様」

金木「俺はいつ終わるかもわからない はてしない【兜】との時空を超えた戦いに一生を捧げる運命なんだ」

金木「だから、俺は何も残せないし、残すだけ無駄なんだ、全部……!」

飛龍”「そんなこと……!」

金木「わかった。わかったんだよ。――――――この天草での平和で穏やかな日々のおかげで!」

飛龍”「え」

金木「だって、俺は今まで【関ヶ原】【姉川】【稲生】と立て続けに、時間も場所もまったく異なる世界に飛ばされ続けて、」

金木「その度に【兜】との戦いに明け暮れて その場その場のトラブルの解決に奔走する毎日で、」

金木「その地での【兜】との決戦に勝利した途端に また他の世界に飛ばされるようなことを何度も味わわされてきたんだ」

金木「そして 今回、【稲生】での決戦に勝利した直後に、この寛永時代の肥前国 唐津に飛ばされてきたわけなんだけど、」

金木「唐津を襲う【兜】たちが駆逐されても――――――とは言っても、石田少将がやってくれたんだけど、」

金木「俺は未だに寛永時代に残されたままなんだよ?」

金木「すると、有名な【島原・天草一揆】が近々起こることを知って、ようやく俺はこの時代での真の役目ってやつを理解できた」

金木「でも、実際に【乱】が起こるにはまだまだ時間があることだし、石田少将や志摩様が全力で【乱】の発生を阻止しようとがんばってくれているから、」

金木「俺は【乱世】で初めてこんなにも暇を持て余すようになったし、こうして飛龍さんと一緒の時間を過ごせるようになったんだ…………」

飛龍”「………………」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
226Res/436.90 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice