過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼンPart1.5】
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165: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2015/04/11(土) 20:49:22.55 ID:Q97NpYj00


ドゴーン!


大将「…………!」

石田”「あっちの方でも決着がついたようだな」

大将「う、嘘だ! 一騎当千の【大将兜】がこうも簡単に――――――」

石田”「一騎当千の鉄則は、自分の行動が絶対に妨げられないことだ」

石田”「貴様は場当たり的に戦力を投入しているだけの能無しだ(野盗共をカネで釣ったとはいえ、配下に置いていただけの器量はあるようだが)」

石田”「たとえ、【城娘】を凌駕する力があっても多勢に無勢の数的不利を知れ!」ジャキ! ――――――ホルスターの拳銃を抜く!

バァーーーン!

大将「ぐあっ!?(あ、脚が、脚がぁ…………!)」グラッ

石田”「ふん!」シュッ

大将「あ」

石田”「てやっ!」ズゴオン! ――――――鳩尾に深々と突き刺さる渾身の一撃!

大将「あ、お、あ…………」モガモガ

大将「」バタン

石田”「ふん。唐津の時は取り逃したが、今度は逃がさんぞ。貴様には訊くことが山ほどあるのだからな」

艦攻妖精「やりましたね」ニヤリ

石田”「ああ。だが、【大将兜】の身体能力を見ただろう。厳重に縛り上げるか、この場で始末しなければならんな」

又左「」

艦攻妖精「そうですね」

艦攻妖精「いやぁ〜、斉射を防がれた時、冷や汗が止まりませんでしたよ」

艦攻妖精「俺たちの愛機は固定機銃扱いで、反撃されたら間違いなく全員 串刺しにされていたでしょうし」

艦攻妖精「この狭い境内で飛び回るのが難しいからこうせざるを得なかったってのはわかってはいたんですけどね……」

石田”「よくやってくれた」

石田”「4方向からの斉射ならば、確実に【大将兜】を釘付けにできる確信があった」

石田”「敵の主従の絆というのは確かなものだったが、それを俺にはっきりと見せつけていたのが後々の災難に繋がったな」

艦攻妖精「主君を守ることに全力を尽くすように動くのが見え見えでしたからな」

艦攻妖精「だからこそ、待ち伏せと生け捕りが両立できたわけですな」

艦攻妖精「もう少し戦力を残しておけば、こんなふうにはならなかったのに……」

艦攻妖精「ま、唐津や霧島連峰で数だけが取り柄の力押しばかりじゃ、大将の力量が知れてたし」

石田”「そういうことだ。いくらでも敵指揮官の素質を測る判断材料はあった」

石田”「戦いというのはこうやって相手の力量を見極めて行うものなのだ。つまりは分析力と観察力がものをいう」

石田”「今回はまさに手の内を見せすぎたことによる自滅だな。無防備すぎたな」


――――――幕切れなどこんなものだ。敗者は惨めに、勝者は意気揚々にその勝敗を明らかにするのだ。





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