過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼンPart1.5】
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50: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2015/03/06(金) 09:19:15.39 ID:vISKenEh0

―――――― 一方、その頃、

――――――広島市 宇品:船舶司令部


剛田将校「これはこれは――――――、」

剛田「わざわざ【魔界】から本国に休暇のためにお戻りになったのかと思いましたぞ、」


――――――本多陸軍大将殿。


本多陸軍大将「うむ。去年の合同軍事演習以来であるな、剛田将校殿。息災であったな」

剛田「いやはや、あの後、【魔界】に帰ろうとしたら時空の歪みで【乱世】になんかに飛ばされて大変だったんですからね」

井伊陸軍少将「わかりませんね、本多大将殿」

井伊「どうして、現在の戦場の主役である海軍を縁の下から持ち上げている陸軍の中でも皇国に最も貢献していない零細部署になんか――――――」

剛田「ん?」ピクッ

本多「新入り、お前にとっての我が皇国の陸軍の戦場はどこにあると心得ている?」

井伊「そんなの内地での治安維持活動と、【魔界】での生産基地の確保でしょう?」

井伊「残念ながら、今の皇国にとって一番の敵は深い海の底からの怨霊ですからね。海のことは海軍にまかせる他ありませんよ」

井伊「そして、陸軍は旧大戦によって信頼を失って以来、こうして海軍の小姓の真似事をやらされているわけですよ」

剛田「見ない顔だな。それに、【魔界】に赴任している血気盛んな将兵とも違う趣き――――――憲兵上がりか?」

井伊「っと、これはこれは申し遅れました、船舶司令部の将校殿」

井伊「自分は井伊少将です。今日は本多大将殿に声をかけてもらい、同行させてもらった次第です」

本多「見ての通り、こいつは内地のひよっこでな。戦場は未経験なのだ」

剛田「なるほど。だが、大将殿が目をかけるぐらいにただ単なる英才でもないようだな」

井伊「まるで、船舶司令部でも何か皇国のために仕事をしてきていたような物言いじゃないですかね、それは」

本多「ああ。内地勤務だった新入りは知らないのだろうが、」


本多「この剛田将校殿は過去に艦娘たちと一緒に出撃して北方棲姫や駆逐棲姫を自らの手で討ち取ってきているのだ」


井伊「は」

剛田「ま、資源王さまさまだったな。カネに糸目を付けない財力でまかなわれた強力な装備のおかげですよ」

本多「我も【海上陸戦機動歩兵】を試してみたのだが、いや、なかなかに素晴らしい仕上がりであったな」

本多「難を言えば、使える強力な武器がまだ少ないということか? それにこれからの歩兵戦力の中心になるにしても実戦投入までの養成に手間取っておる」

剛田「そう言って、1日で乗りこなした本多大将殿はまっこと人間離れしてますよ」

井伊「な、何を言っているのか全然わかりませんよ……、お二人さん?」アセタラー

本多「わからんだろうな。――――――だから、新入り、お前をここに連れてきた」


本多「お前には我と一緒にこの船舶司令部に来てもらいたい」





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