過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼンPart1.5】
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66: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2015/03/06(金) 09:32:20.74 ID:vISKenEh0

金木「じゃあ、“不知火”っていうのはこの九州最大の湾だけで見られる怪奇現象ってことだったのか」

石田”「そういうことになるな」

金木「でも、よく知ってましたね、姫様。こういう風聞の類には意外と興味津々?」

あさひ姫「はい。私もずっと退屈でしたのでそういったことには興味があるんですよ」

金木「ああ わかる、わかるよ、その気持ち!」

金木「俺も平成時代から【乱世】にタイムスリップさせられた時、死ぬほど退屈だったから!」

金木「まさか、電子辞書の活字を読むことが最大の娯楽になるとは思いもしなかったぞ」

金木「やはり人間には知性を育む本が最大の友だったと言うわけなのさ!」

金木「無人島に何か1つ持っていけるものがあったとするなら、俺は電子辞書とかの知的財産を真っ先に選ぶよ!」

あさひ姫「そうですね! 私も日々の退屈を紛らわすためにいろんなことを試してみましたけど、一番 暇を潰せたのは本でしたから」

石田”「なるほどな。それも悪くない選択だな」フッ

あさひ姫「あ」パァ

石田”「で? 確か話はこのペントハウスにだけ明かりがずっと確保されているということで、金木が“不知火”のことを言い出したのだったな」

金木「あ、そうだった そうだった」

金木「それで、“不知火”っていうのはその有明海で見られる謎の発光現象って話でさ、この電子辞書にも載っているけど、」

金木「まず海岸から数キロの沖に、始めは1つか2つの火がゆらゆらと見えてくるんだって」

金木「そうすると、やがて左右に分かれていって数を増やして、最終的には数百、数千もの火が並んで海が燃えているように見えるんだってさ」

金木「唐津に来ていたとある商人が言うには、龍神の灯火ってことだから“不知火”が出た日は漁村では漁が禁止になるって聞いた」

あさひ姫「はい。あれはいったいどんな龍神あるいは妖怪が起こしているものなのでしょうね?」ワクワク

石田”「なら、【神娘】に訊けばいい」

金木「ああ そういえば、千狐とやくもは確かに神々の眷属――――――って、たぶん無理だろうなぁ」

金木「あいつら、神様の使いにしてはあまりにも頼りないし、『少しは神様のご威光にふさわしいことをしてみろ!』と思ってたぐらいだもん」

石田”「そうか」

金木「……あれ? 意外にあっさりとした反応ですね」

石田”「俺のところも能力はあるが、こちらの指示通りにならない【羅針盤娘】や【建造妖精】に散々苦しめられてきたからな。気持ちはわかる」

石田”「だが、頼りないとは言え、それでも彼女たちが居たから これまで事を運ぶことができたのだ。腹ただしくても労をねぎらうことだけは忘れるな」

金木「あ、はい、石田少将」

あさひ姫「…………石田様」ホッ

金木「…………似た境遇だったんだ、俺と石田少将って意外と」ハハッ



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