過去ログ - 【マイペース咲-Saki安価】コンマで秋の国民麻雀大会を勝ち抜け！ Part.2 -SS速報VIP

過去ログ - 【マイペース咲-Saki安価】コンマで秋の国民麻雀大会を勝ち抜け！ Part.2

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729: ◆4nR.z0yu6o[saga]
2015/03/12(木) 21:31:54.24 ID:MJFtSc8LO

　ちょうどお昼時だったこともあり、憩が怜と会う約束を取りつけたのは、宿舎になっているホテルのレストランだった。

　憩たちがラウンジから店内に移動するとほどなくして、見覚えのある千里山の制服を、一人はふつうに着こなし、もう一人は改造でもしたのか、ノースリーブにしている二人連れの少女がやって来た。

　同じ高校の先輩後輩でチームを組んでいるわりには、どこか人間関係がギクシャクしている感じがする。

憩「あ、怜ちゃーん。こっちこっちー」

　手を振って憩が二人に呼びかけると、ふつうの制服を着ているほうの、どこか物憂げな表情をした少女がうなずいて、こちらにやって来た。

　ノースリーブの少女はやや遅れて、何やら困ったような顔をしてその後に続いている。

憩「久しぶりー。身体のほうはどうやのん？」

怜「んー、まあ、ぼちぼちかなあ…」

　物憂げな少女、園城寺怜は、ある程度親しい人なら誰でも知っている通り病気がちなのだが、それにしても今日はテンションが低い。

智葉「なんだ、まさか後輩に負けたのがショックで落ち込んでいるとか言わないよな？」

怜「…そういうのともちょっとちゃうねんけど…」

　歯切れの悪い怜に代わって、その後輩の二条泉が、やや呆れた口調で話し出す。

泉「なんかね、負けたのはともかく、その後で私のチームに入れられたのが不満で、へこんでるらしいんです」

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