過去ログ - 響「ふたりのしくみ」
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122:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 23:04:07.89 ID:GhM3D/6x0
@通り。くもり空。凍てつくような冷気。
走る黒スーツを、行き交う人々は怪訝そうに見送る。

なぜ、私は走っている?

黒井「――っ」タッタッタ

セレブの私がどうしてこんな真似を。

黒井「今日に、限って、タクシーが、つかまらんとは」

風は身を切るように冷たい。

黒井「わたしは、なにをやっているのだ」はぁはぁ

季節を感じる暇なぞ、ずっとなかった。
いつの間にか、冬が来ていたのだ。



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