過去ログ - 【安価】提督「狂ってしまった彼女達」
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22: ◆00ZRE1DaEk
2015/03/01(日) 10:06:20.80 ID:xq9yBTot0
「提督……」

呟きながら提督に歩み寄る秋月。

「落ち着け秋月」

冷静に対処しようと必死な提督は、自分に向けられた25mm連装機銃をなるべく見ずになだめようとしている。

「着任したとき、秋月を頼りにしてるとおっしゃいましたよね?」

「ああ、確かに言った」

秋月は更に一歩提督に近づく。

「秋月がMVPを取ったとき、秋月の頭を撫でてくれましたよね?」

「そんなこともあったな」

「秋月と食事に行きましたよね?」

「……行ったな」

「秋月のこと、かわいいって言ってくれましたよね?」

「……言ったし、今もそう思っているよ」

「なら、どうして島風と食事に行かれたのですか?」

徐々に近づいていた秋月の歩みが提督の目の前で止まった。

「もう秋月とは行ってくれないのですか?」

「いや、そんなことは――」

「夕立さんの頭も撫でてましたよね。もう秋月にはしてくれないんですか?」

開かれた目は、目の前の愛する人を逃すまいと言わんばかりにぶれること無く視線を注ぐ。

「秋月は頼りにならないんですか?」

「秋月は主力メンバーじゃないか。これは私は秋月に期待して――」

「一番ですか?違いますよね」

何か言おうとしたが、躊躇った提督は結局口を閉じた。
確かに、最近は目覚ましく成長してきている夕立にかまっている時間が増えている。

「………なにも一番に拘らなくてもいいだろ?」

「いいえ」

きっぱりと否定した秋月。彼女は銃口の向きを180度回して

「それじゃ、意味がないんです」

躊躇いもなく撃った。


【一番】


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