過去ログ - 【安価】提督「狂ってしまった彼女達」
1- 20
36: ◆00ZRE1DaEk[saga]
2015/03/02(月) 11:06:40.42 ID:AIlTYat6O
「提督、どうして妙高姐さんと一緒にいたの?」

「ん?……いや、仕事を手伝ってもらっていたんだ」

「……ふぅん」

含みのある目で提督を見る足柄。

「もしかして嫉妬か?……なんてな!」

笑い飛ばす提督。
こうした軽口を叩けるのも、彼と足柄の間柄からくるものであることを提督は知っている。

「…………ねぇ」

「ん?どうした?」

「もし私が本当に嫉妬していたらどうする?」

「…………え?」

予想外の質問に提督は思わずすっとんきょうな声を上げる。

「……いやいや、それは嘘だろ?」

足柄は返事をせずに、ただにこりと笑って。

「……本当か?」

「……なんてね!冗談よー」

いきなりケラケラ笑い出す。
豹変ぶりに提督は呆気に取られた。

「本気かと思ったじゃねぇか」

胸を撫で下ろす。正直、提督は彼女をそんな目で見たことが無かった。

「私たちは、この距離感が一番よ」

今は。その言葉は口には出さなかった。

「まあな」

提督が照れくさそうに笑う。

「正直言って、そんな目で見たことが無かったから焦ったぞ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/228.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice