過去ログ - 俺の作ったギャルゲーで遊んで行かないか
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◆ZwUtbaILG.
[saga]
2015/02/28(土) 03:06:53.31 ID:VcydEUliO
コンマ 8 よって……
そろそろ握力の限界が近付いて来ている。
と、同時に双方ともゲージが3割程に減ってきていた。
ゲージが5割を切るまでは大胆かつ派手な技を仕掛けてきていた女の子だったが、5割を切り出し4割も切るか、というところまで来て、通常技を丹念に重ねるネチネチとした攻撃が増えてきた。
自然に手に、肩に、目に力が入り、大衆も大声を出しながらも俺らの緊迫感に圧倒されている風にもあった。
しかし俺もただネチネチ攻撃を防いできた訳では無い。
俺の相棒は、通常技の攻撃の威力が低く設定されているものの、防御は中の上、必殺技に至っては上の上、という強さを誇っている。
ネチネチ攻撃を防ぐ度にじわじわと増えていく必殺技ゲージと相手の体力ゲージとを見比べ、どこでどう必殺技を発揮するか思案していたのである。
「はあッ!」
遂には攻撃する際に声まで出すようになった女の子のその攻撃を最後に、俺の必殺技ゲージが満タンになった。
行ける!
「まずい!」
苦々しい言葉を口にした彼女はキャラクターをどうにかして必殺技から守ろうとするが、体力の限界によって上手く動けず、俺の相棒に行く手を阻まれてしまった。
「だああッ!」
必殺技発動!
紅の光が彼女のキャラクターを貫いた瞬間、俺の中にはスカッとした気持ちが芽吹いていた。
それを噛み締めながら、俺は大衆のどよめき、歓声、そして彼女が機体に突っ伏す姿を身体に刻み込ませた。
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