過去ログ - 「765プロ事務所のとある日常」
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51:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/28(土) 02:50:23.94 ID:wr7CBBv90
― 海辺 ―
貴音「……寄せては返す波の音」
貴音「闇のしじまに響く波の音は、人の心を穏やかにさせます」
52:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/28(土) 02:51:46.27 ID:wr7CBBv90
貴音「今宵の月は……いつの日か、皆と合宿をしたときに見た月夜と、とても似ています」
貴音「しかし……何故でしょうか」
貴音「とても……とても悲しみに満ち溢れた姿に見えるのは」
53:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/28(土) 02:52:57.81 ID:wr7CBBv90
貴音「あなた様……どうして私を置いて行かれてしまったのですか」
貴音「私は……あなた様をずっと」
54:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/28(土) 02:53:58.17 ID:wr7CBBv90
貴音「とてもとてもとてもとてもとてもとてもとてもとても!!」
貴音「……お慕い申し上げていたのに」
貴音「あなた様は……いけずです」
55:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/28(土) 02:55:01.44 ID:wr7CBBv90
貴音「やはり、冬の海はとても冷たいものです」
貴音「しかし、あなた様にお会いできるのであれば……」
56:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/28(土) 02:56:09.57 ID:wr7CBBv90
貴音「曇りなき 心の月を さきたてて 浮世の闇を 照らしてぞ行く」
貴音「……ふふっ。なぜか今この言葉がふと、脳裏をよぎりました」
貴音「今の私には似ても似つかぬ言葉……」
57:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/28(土) 02:57:41.64 ID:wr7CBBv90
貴音「それでも構いません」
貴音「どうか、あなた様のお傍にいさせて下さいませ……」
58:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/28(土) 02:58:41.51 ID:wr7CBBv90
〜〜
響『それじゃー、またね!』
貴音『えぇ……いつかまた』
〜〜
59:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/28(土) 03:00:11.50 ID:wr7CBBv90
― 翌日 ―
高木「昨晩は、いきなり電話をして本当に申し訳なかった」
高木「しかも、こんな朝早くからわざわざ事務所に来てもらって……本当に感謝している」
60:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/28(土) 03:01:39.27 ID:wr7CBBv90
ガチャ
高木「おはよう、諸君。今日も元気でやってい――」
61:名無しNIPPER[sage saga]
2015/02/28(土) 03:02:36.43 ID:wr7CBBv90
伊織「どう、やよい。美味しい?」
やよい「……」
伊織「……にひひっ。そう、よかったわ。最近元気がなかったから心配していたのよ?」
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