過去ログ - 【シュタインズゲート】幻影のチェシャ猫 -SS速報VIP

過去ログ - 【シュタインズゲート】幻影のチェシャ猫

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827: ◆VcesPlLqfg[saga]
2015/04/19(日) 20:56:16.08 ID:DS3byBv/0
すると、フェイリスは俺の耳元に近づいて、小さな声でささやいた。

フェイリス「....きょうま。助けてくれて、ありがとニャン♪」

その時、初めてこの女の子の端正な顔立ちが目に入った。ふわり、といい香りも漂う。

以下略

828: ◆VcesPlLqfg[saga]
2015/04/19(日) 21:03:29.87 ID:DS3byBv/0
照れ隠しで、思わず怒鳴ってしまった。女の子は目を丸くして呆然としている。

岡部「おい、早く始めるぞ！」

フェイリス「....！！わ、わかったニャ！」

以下略

829: ◆VcesPlLqfg[saga]
2015/04/19(日) 21:08:35.96 ID:DS3byBv/0
――１２月２３日

岡部「....今の夢は、まさかこの世界線の俺の記憶....？....だとしたら....」

以下略

830:名無しNIPPER[sage]
2015/04/19(日) 21:12:02.22 ID:HqzP+TU7o
いきなりどこに飛んだのかと思ったら夢か

831: ◆VcesPlLqfg[saga]
2015/04/19(日) 21:15:35.31 ID:DS3byBv/0
――

ダル「えー、オカリンいかんの？今日から冬休みで、しかもサンタコスなのだぜ？」

岡部「........」

以下略

832: ◆VcesPlLqfg[saga]
2015/04/19(日) 21:23:19.80 ID:DS3byBv/0
ラボ自体を消すこと....やはり、これが一番可能性があることのように思える。

――だが、その後何度もタイムリープを繰り返しながら何通ものＤメールを送ったが、世界線は変えられなかった。

以下略

833: ◆VcesPlLqfg[saga]
2015/04/19(日) 21:32:34.16 ID:DS3byBv/0
一人ぼっちの俺は弱い。孤高など、結局俺には耐えられないのだ。

フェイリスがいたから、俺はこの世界線でも生きてこられた。どんなＤメールを受け取っても、俺はフェイリスに頼ってしまう。助けられてしまう。

ラボが作られることは因果律で確定している。そして、俺はフェイリスなしではラボを作れない....

以下略

834: ◆VcesPlLqfg[saga]
2015/04/19(日) 21:36:25.75 ID:DS3byBv/0
――

フェイリス「凶真？」

以下略

835: ◆VcesPlLqfg[saga]
2015/04/19(日) 21:41:34.00 ID:DS3byBv/0
フェイリス「ん～～～？？？もしかして、まだ昨日のことを考えてたのかニャ？」

岡部「........」

フェイリス「なんで昨日の話でそんなに迷うのか、フェイリスにはわからないニャ～。もう解決方法が見つかったっていうのに。なんなら、フェイリスが代わりにそのＤメールを――」

以下略

836: ◆VcesPlLqfg[saga]
2015/04/19(日) 21:44:49.54 ID:DS3byBv/0
岡部「........」

フェイリスは意外にあっさりと引き下がってくれた。それにしても、フェイリスに会ってしまわないように１２月２３日を繰り返していたのに....どうも、俺は疲れて――

以下略

837: ◆VcesPlLqfg[saga]
2015/04/19(日) 21:50:36.22 ID:DS3byBv/0
フェイリスは、俺を強引にソファーまで引きずって言った。

フェイリス「疲れてる時は眠るのが一番ニャ！だから、今日は特別にフェイリスが膝枕してあげるニャン♪」

以下略

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