過去ログ - 提督「本日からこちらで働いて貰う、派遣戦士山田のり子さんです」
1- 20
14:名無しNIPPER[saga]
2015/03/01(日) 03:07:49.98 ID:t4AimK8f0

「ハァ……ハァ……」

のり子が正門を出て10秒後、島風も正門に到着する。

「ハァ……ハァ……は、速…過ぎる…よぉ…」

10秒、わずか10秒の差、されど10秒という差があった。

全力を出した。全力を出したにも関わらず、のり子には追いつけなかった。


一息ついた後、島風は玄関前にいた2人と合流する。

2人は島風が悔しがっているのではないかと心配していた。

だが、戻って来た島風の表情はなぜか晴れ晴れとしていた。

「ねえ島風、悔しくないの?」

なぜかと天津風は尋ねる。すると島風は…

「う〜ん、負けたのは悔しいけど、でも、私より速い人が居るってわかったし、何よりも…」

「何よりも?」

「私の新しい楽しみ増えたんだもん!」クルリ


「山田さん!次は負けないよーーー!!」

既に遠くにいて姿の見えないのり子に対してに大声で叫ぶ島風。

どうやら彼女は、のり子と競争を行う喜びと、のり子に勝つ事を目標にしたようであった。

それを見ていた2人は、「まったく、島風は単純だなぁ」とあきれていたが、同時に友達が喜んでいるので問題はないと感じていた。



後に鎮守府名物『派遣戦士VS島風・玄関ダッシュ競争』なる催しが出来る最初の1ページが誕生した一瞬でもあった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
58Res/42.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice